★連載「HACCP導入、運用のコツ」(69)

冬場は、需要期へ向けての製品の改良や新製品開発の時期です。新製品では「新」のコンセプトをどのように食品として表すのか?が明確でしょうか。

コンセプトを具現化する製造工程を組み立てます。質が高く安全な食品として製造するために、新商品のHACCPを必ず実施してください。原料の種類を決めて、加工順を決めて、製造の流れ図を作ります。製造のロットサイズの設定も行います。一気に製造か、パーツに分けて製造か?中間製品をどのようにして保管するのか。設定事項は多いです。

それらの情報を流れ図に入れて、うまく回るのかを想定します。そして、流れ図のなかでCCP(安全の要)の設定が科学的に説明できるように設定されているかを吟味してください。

気合いの入った新製品を世に出してください。

旭川食品産業支援センター センター長 浅野 行蔵
メルマガ:第508号(2024年2月1日発行)より

2024.02.01