連載「HACCP導入、運用のコツ(49)」

『食品等事業者団体が作成した業種別手引書※1』は、見ないほうが良いと答えています

50名以下の小規模の食品関連企業は、手引書を参考にして食品の安全管理を進めることが推奨されています。ところが、このたくさんの手引書たち、出来もバラバラでHACCPを理解している人が書いているとは思えないものも多いのです。手引書たちのHPの表記に公表日と改定日が書かれているものも多いのは、各方面からの欠陥指摘で改訂されたのです、が改訂後も依然として問題を抱えています。

厚労省の目的は、第一に自社業務に近い同業者の危害を学んで欲しい、というまっとうな意識です。手引書を見るならここだけ見ることをお勧めします。

著者として本当に参考にして欲しいのは、リーフレット『ご存じですか?HACCP』※2が第一です。センターでは、HACCP導入および運用のお困り質問も歓迎です。HPの問い合わせから質問をお寄せ下さい。

※1『食品等事業者団体が作成した業種別手引書』https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000179028_00003.html
※2リーフレット『ご存じですか?HACCP』https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11130500-Shokuhinanzenbu/haccp_leafb_24.pdf

旭川食品産業支援センター センター長 浅野行蔵
メルマガ:第480号(2022年5月2日発行)より

2022.07.07